代表挨拶

シティ社会保険労務士事務所は労務管理・労働紛争解決を専門分野とする弁護士が、社会保険労務士として企業の平常時の労務管理に関するサポート等を行うことを通じて早期に紛争の火種を発見して予防すること、弁護士顧問契約と合わせて顧問契約をいただくことで労務管理に関するワンストップリーガルサービスを実現することを目的として開設した社会保険労務士事務所です。

「予防法務は社会保険労務士に、紛争事案は弁護士に」と言われることがありますが、私の認識は異なります。

例えば、労働紛争を予防するために雇用契約書や就業規則を作成する場合に、この条項を入れることでどの程度紛争を予防できるのか、裁判になった時にこの文言がどのように作用するのか、過去の判例ではどのような判断がなされたのか等を知らなければ、効果的な書面を作成することは不可能です。

また、逆に労働紛争に発展してしまってから、弁護士に「あの時こういう立ち回りをしておけば回避できたのに…」等と言われても、会社としては「専門知識がないのでそんなこと分かるはずがない。そう言うのならば、もっと早く弁護士に介入して欲しかった」ということなってしまいます。

これらは10年以上の弁護士キャリアの中で何度も経験してきました。

会社にとってより良い労務管理を実現するために色々と考えて参りましたが、私の出した結論は、同じ者が予防法務・紛争事案対応を行うことが会社によって最善の労務管理であるということです。

そのためにシティ社会保険労務士事務所を開設し、弁護士と社会保険労務士を兼任することといたしました。

したがって、シティ社会保険労務士事務所の特色、強みとしては、社会保険労務士の業務として就業規則を作成したり、給与計算や労働保険の手続代行を行ったりする過程で、弁護士が覚知しなければ気付かないような紛争の火種にいち早く気づき、紛争を防止することができるという点にあります。

また、平常時と紛争時の労務管理を同じ者が行いますので、別々の専門家に何度も同じ説明を強いられたり、士業間をたらい回しにされたりするようなことは絶対に起こりません。弁護士事務所と社会保険労務士事務所の提携によるワンストップサービスという域を超え、全ての業務を同じ者が対応する真のワンストップサービスを実現し、最善の労務管理サービスを提供いたします。